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ガンバ大阪スカンビオカップ②

三回戦

・コレーガ(愛知)


愛知から2チーム出てたのですが、
エストレージャあいちだった好ゴレイロと運動量豊富な8番。映像で研究しただけでなく、実際名古屋の全国大会で対戦した相手がチラホラ。


皆が口々に言ってたのは「やたらインターセプトを狙って来る」。

しかも少し間を空けて助走をつけて縦パスをかっ拐おうとして来る、これには手を焼きました。
(帰ってすぐ真似したろうと思います)

自分達がエスパシオを穴の空くまで研究したように、自分達も研究され対策されていたっていうことなんでしょう。

前半早い内にNのゴールで先制するも、

相手は初めて見る長身14番の長いリーチからの豪快なシュートでゴレさんの手を弾き飛ばしてゴール!

たぶんゴレさん、このシーンで指を痛めてます。

後半、立て続けに相手の3本の決定的シュートを受けますがゴレさんが立ちはだかります!

一番崩されたチームかもしれません。

YouTubeではPK戦は載っていませんが、
東北は、N、D、Mさんと3人とも決め、

しかしゴレさんも惜しいところで止められず、四人目は自分。

蹴るコースは一つしか無くて、ゴレイロの右肩の上辺りに蹴り込むだけなんです。東北の大会で一回クロスバーに跳ね返された事があるんですが、

この時は心穏やかでした。

ただ置いて蹴っただけです。いつも通りに。


そして、ゴレさん、止めれば勝ちです。


ハーフライン上では手を繋いでゴレさんを信じます。皆ゴレさんが大好きです。

オレもこんなピュアな人会ったことないです。あっという間に放って置けなくなりました。

大会前、大会中、大会後色々できる範囲でやりました。

で、ゴレさん後日、line上で、「頭の病気になって初めて良かったと思えるようになりました」と、

こんな純粋で真面目な人がはじき出されてしまう社会。

そっちの方が自分は心配です。

ソーシャルフットボールでは、精神障害者という漢字の、害の部分を意識してひらがなに変えています。

自分達は社会にとって害ですか?



たぶん違うんです。

障害物競走をやっていくんです。

自分で決めたハードルを、ずっと。心臓が止まるまでずっと。


精神障がい者の人たちはその辺の健常者と比べて遥かに高いハードルを掲げています。

その先の景色を想像しただけで自分はワクワクしています。



ゴレさんは止めます。

是非この魂のセービングを見てもらいたかった。


しかし、そのあとのふてぶてしい態度。

キレてるんです(笑)

後にグループライン「ゴレさんを囲む会」で話す内に何となく彼の態度の謎が解けてきました。


ですが、その時は駆け寄ったみんなが「何でやねん」でした(爆)。




ゴレさん働きすぎて両足をつります。

肩を貸して救護に連れていき、治療してもらいます。

オレは準決勝をゴレさんを温存して何でも屋Mさんの出番かと、メッチャ投げたがってたし(笑)実際、
練習で越えはしませんでしたが、あれは最強の矛になりうると感じていたので。



準決勝:

愛媛オレンジスピリッツ


ハッキリ言ってノーマークでした。

YARIMASSE大阪が来るとばかり思っていました。なので対策も何も無かったです。

天気も良くて芝の滑りは気にならなくなってました。

とにかくやってみるしかない。

前半みやぎの女子選手Yさんが守備もガンバってくれました。相手のパスコースを一つ潰してくれたのもそうですし、ガンバりすぎて味方のシュートも頭で止めてしまうことも。


でも責められません、ホントに普通にインサイドキックも出来なかったんですから。

Nジは2度ほど彼女とのセグンドパウ(ファー詰め)を狙って決定機を創っていました。

Nジがこれほど人に点を取らせるのが上手い訳は彼の所属してるチーム(作業所)で皆を楽しませる為、

満遍なく廻す、

ゴールの歓びを皆に味わって貰いたい。

その人が届く距離、蹴れる速さ、相手の力量を見抜く鑑識眼があり、そこに寸分違わず蹴れる技術。
それらがあってはじめてなせることなのです。

しかもその半分は優しさで出来ています。


ナカジがこれほどエスパシオの選手に愛されるのは、ただ単に上手いからだけではないんです。


ただ、本気で引き抜き狙われないか少し心配です(笑)。

そしてYさんに話を戻すと、彼女がフットサルを始めたのはここ1、2年です。

そして、東北の代表。フル出場。準優勝。シンデレラとは正に彼女の為にある言葉では?



試合はこのまま0-0かという前半終了間際

次世代エースが深いサイドで受けて深みを作り出します。それによって、ナカジがこれもお手本にして下さい。ゴールへのパス。

いい流れで後半へ。


後半、青森のマジのヤジKさんフィクソに入っていい働きをしていたんですが、一瞬の隙をつかれ、同点。

またもPK戦へ、じゃいけんで勝って先攻、後攻どっち?と聞かれ 何となく後攻と言ってしまったんですが、それが果たして。


相手は1、2本目決めます、さっきと同じ順番で、ナカジ危なげなく、ダイキ危なくゴール(だったような、違ってたら御一報を)。

ゴレさん、三本目!止めます‼

Mさん決めたら決勝進出!!


しかし、ゴレイロ正面。止められます。


サドンデス突入。ゴレさん、四本目!


止めた‼

ゴレさん、吠えます‼

最後キャプテンボールセットに時間がかかる、

上手く真ん中に止まらない。

でも別に焦ってた訳ではなく、この瞬間を噛み締めてたわけでもなく、


凪でしたね。


いつものコースに全く同じフォームで蹴り込む。決まった‼


グランゼーレ東北決勝進出!

次回待ちに待った、調べに調べたソーシャルフットボール界の横綱エスパシオとの決勝戦っです!

                                             byいっし~

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エスプランドルみやぎとは 宮城県精神障害者フットボール協会(コネクト)が運営する、宮城県選抜チームです。 主にフットサルを中心に、宮城県内の精神障害者スポーツの普及と発展、選手の社会復帰を目的に活動しています。 活動内容は? 練習会の開催 仙台市内の精神科クリニックや福祉事業所と合同で練習会を開催しています。毎月1~2回、活動時間は13:00~15:00の2時間程度となっています。 各大会への参加 スポーツ祭東京オープン競技フットサルに北海道・東北(青森・宮城)合同チームNorthern Unitedとして参加し、優勝。 その後は毎年各地で行われる大会に参加しています。 リーグ戦開催(予定) 今後県内各施設と合同でリーグ戦を開催する予定です。 参加するには? まずは練習会へお越しください、サッカーやフットサルの経験は問いません!ボランティアや指導をしてくださる方も募集しております。 (※大会等への参加は各主催団体の定めにより、通院証明や精神保健福祉手帳が必要となることがあります) 練習会の見学や不明点については こちら まで、氏名・連絡先を記入の上 お問い合わせ下さい。(返信はGmailからになります、受信許可の設定をお願いいたします) ※練習会及び大会参加時にエスプランドルみやぎとしてスポーツ障害保険等には加入しておりません。怪我等は自己責任が原則となりますので、心配な方につきましては、各自スポーツ保険等にご加入の上ご参加ください。 大会参加歴 [2013] 第13回全国障害者スポーツ大会 優勝(北海道・東北合同チーム) [2014] ガンバ大阪スカンビオカップ  準優勝      JSFA主催 東北・北海道大会 優勝 [2015] 第1回ソーシャルフットボール全国大会  3位(東北合同) [2016] 第1回ソーシャルフットボール東北大会  FC DATEとして出場       Safilvaカップ 出場 [2017] 第2回ソーシャルフットボール東北大会  優勝

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